蘇る乙女の像いよいよ建立へ現場打ち合わせが始まる
蘇る乙女の像いよいよ建立へ現場打ち合わせが始まる 先月中旬、富山県の鋳造所「黒谷美術㈱」へ、平成乙女の像の元像が送られました。この元像は、FRP(小型漁船等)で作られていて、これからブロンズ像へ鋳造されるわけです。作者の萬木淳一氏は、もう一度9月初旬に黒谷美術へ行くと張り切っています。ブロンズ像にも色づけがされるようで、50年も経過すると色もなくなるとは思いますが、完成直後は作家の意志が像に色濃く反映されるのです。
一方完成に向けた現場打ち合わせが、8月13日10時から、萬木淳一氏、太田明彦氏(㈲庵治石彫工房代表)、武藤忠数、そして松野誠寛の二人の教え子の計4人が現場(平池堤)に集まり、今の像を下ろして新しくなる平成乙女の像の建立について議論が進められました。現場は法然寺の墓所に近いもので、何台ものクルマが通過します。中には、「いよいよ出来るんな」という声かけもありました。
今日の打ち合わせの肝は、彫刻家・萬木淳一氏と、石彫工房・太田明彦氏の初回打ち合わせです。今の昭和乙女の像の処分と、新しい平成乙女の像の建立を、盛和塾香川の太田明彦塾生に御願いしました。仕事度返しの太田氏の希望で、お盆休みの今日になりました。それにしても、暑い。どうしても現場でと言う萬木淳一氏の意見で、この炎天下で行われました。
先の打ち合わせで、9月末に平成乙女のブロンズ像の完成。10月の吉日にここで平成乙女の像の建立、11月に除幕式・慰労会が予定されています。発案から4年にわたり続いて来た活動が、平成30年内で完結するというのは、ラストスパートに力がこもります。これまでは「特定非営利活動法人仏生山魂再開発フォーラム」が引っ張ってきましたが、10月にむけて、仏生山町あげての顕彰会を組織出来たらと願っています。
小欄ですでに報告していますが、「滕神社(ちきり)」の協力は得られるように、話し合いが進んでいます。残念なのは、50年前に今ある昭和乙女の像の建設協力者の筆頭にある「松平公益会」の協力が得られていません。私の力不足を深く反省するところでありますが、みんなで建立 「平成乙女の像」、文字通り「蘇る乙女像」になれば良いと墓参りで願っています。