理事長挨拶
平成27年10月、特定非営利活動法人仏生山魂再開発フォーラム(略称:NPO法人仏生山フォーラム)は、3ヶ月間の閲覧期間後に高松市長の認証を頂き、この度設立登記を終えて船出することが出来ました。
このNPO法人は、徳川松平藩の菩提寺である法然寺を中心とした門前町として賑わった、また昭和期に高松南部の産業商業の中心地として繁栄していた仏生山町の賑わいの再創と、高松市民病院の建設開業で、新たな病院城下町としてブレイクする可能性を秘めたポテンシャルの高い地でのまちづくりの一翼を担うために誕生しました。
かねてから仏生山町は、住民のコミュニケーションが、仏生山地区コミュニティ協議会と仏生山地区社会福祉協議会を中核とした、地区連合自治会や地区連合長寿会、また婦人会、商工振興会などの組織からの意見として自由闊達に議論がなされ、次々に成果をあげてきました。
しかしここへ来て、国からの交付金や県税市税の減額から、行政の公助に頼るだけではなく市民が自助の努力をすることが求められて、特定非営利活動促進法が平成10年3月に誕生し、同年12月施行になりました。
特定非営利活動促進法は、特定非営利活動法人について規定されている法律であり、NPO法人とは、「特定非営利活動法人」の略で、NPO法とも呼ばれています。
特定非営利活動を行う非営利団体に、特定非営利活動法人としての法人格を付与すること等により、(契約の当事者となりえ)ボランティア活動をはじめとする市民が行う自由な社会貢献活動としての特定非営利活動の健全な発展を促進し、もって公益の増進に寄与することを目的としています。(法第1条)
私流の解釈では、NPO法人は国が行う仕事の内、外交・防衛・司法・教育・福利厚生を除く仕事を担う政府の代替え組織と言えると思います。勿論その規模には大きな隔たりがありますが、現に認定NPO法人に昇格すれば、所得税からの寄付も可能になります。
例えば年額1千万円の所得税を納めているAさんは、国に1万円だけ納税し、残り999万円を認定NPO法人へ寄附して納税手続きが完了となります。
地域にあっては、空き家空き地が増えて、細い4㍍あるやなしやの道路が散見されております。これからは自分たちの仏生山は、自らが良くするのです。
このNPO法人は、馬鹿者の私とよそ者の士業者で立ち上げました。まちづくりには、これに若者が加わると具合が良いそうです。
10年後50年後100年後の繁栄を祈念して、ここに支綱切断して進水します。
2015年11月6日
特定非営利活動法人仏生山魂再開発フォーラム
理事長 松野誠寛