平成乙女の像その後の動きについてのご報告

2018-03-16

2018(平成30)年も、すっかり春めいてきました。高知では、サクラが咲いたとの報道がされています。まもなく春を告げるといわれている「選抜高校野球大会」も、23日からはじまります。暫く、なりを潜めていた建設委員会も、啓蟄と共に動き始めています。

嬉しいことに正月早々、「滕 (ちきり) 神社」さんの協力を得られる相談が整いました。乙女の像の伝説は、ちきり(簡易はたおり機)を持つ乙女が平池(へいけ)の堤防工事をしているところへ通りかかるから、その子を生け贄として堤防に埋め込んだら、以後堤防は切れないというお告げに端を発しています。

地元では古くから、「いわざらこざら伝説」として伝わっていますが、このちきりを持った乙女が、「工事奉行に尋ねられて『言わなんだらよかった』、この場所に『来なんだらよかった』と後悔している声」が、今でも聞こえて来るというのです。もっとも私は、聞いたことがありませんが。

その「ちきり」を祭ったとされる「滕神社」は、50年前の昭和乙女の像建立の際にも協力を頂いています。今からの平成乙女の像建立にも全面的バックアップを頂けるとなると、鬼に金棒気分です。この慶事を、作者の萬木淳一氏へも早速伝えました。がんを罹患されて、退院したばかりとのことでした。幸いなことに経過良好というので、胸をなで下ろしました。

4月に入ってから、富山県の美術鋳造専門会社へ、FRPで出来上がっている平成乙女の像を送り、いよいよブロンズ化への最後の行程が始まります。萬木淳一氏との打ち合わせで、年内に完成建立を終えて、年明けに式典をするとの合意が出来ました。

ところで募金ですが、平成30年3月15日現在、161人と企業から450万円の協力を頂いております。予定金額にはまだ足りませんが、鋳造会社へ現物を送り、作者の希望を伝えれば具体的な制作金額が判明し、建立前後の費用も具体的になってくるものと考えています。

このような進捗から、町内で顕彰会を組織して、記念式典に備える準備も、仏生山町コミュニティーセンター長に相談したり、各方面に御願いしております。さあ完成建立に向けて、私たち特定非営利活動法人仏生山魂再開発フォーラムも萬木淳一も渾身の力を振り絞って取り組みます。皆様方の一層の協力を、御願い申しあげます。

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作詞:小比賀剛一
作詞:岡本正
唄:岡本由美子
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