平成乙女の像入魂式と除幕式の本番

2018-11-19

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ついに、この日を迎えることが出来ました。平成25年1月3日の同窓会に端を発した、新旧乙女像の入替。5年が経過し、年が明ければ6年になります。今日はそんなわれわれに、天も味方して、快晴の暖かい一日を下さいました。天気予報では土曜日が一時雨、日曜日も怪しそうな予報を出していました。それが、これ以上無いという秋の晴天。彫刻家・萬木淳一氏は、「私は晴れ男で、ことある時はいつも晴れ」と。

8時から私と武藤忠数の二人で、かねてからの打合せの通り、準備を進めます。二人の関心事は、除幕式の幕が「どうぞ」のかけ声と同時に、「ヒラー」と落ちるかどうか。この一点にかかっています。萬木淳一氏のアトリエに呼ばれてレクチャーを受けましたが、経験が無い私は、正直なところよく分かりません。

かみさんに頭を下げて、ネット検索して、除幕用の幕とリボンと、紅白ひものイメージを頭に描き、「手芸センタードリーム」へ2人で行ったり、イベント用品専門店の「山宝」へ行ったり、試行錯誤を繰り返しました。かみさんとも喧々囂々、彼女は糸偏業界のプロ、元洋服屋さんですから布には精通しています。素人の私は、口でも勝てません。

養生用の布とビニールを取り去り、自宅で作った布を像に被せてみます。風もあって、どうしても部分留めをしないと、乙女の手や足が出てしまいます。武藤忠数が私の自宅へとって返し、針と糸を持ってきて、自ら修正をかけてくれました。一難が去りました。この頃になると司会役の大西一正さんや、濱井晴美さん佐伯博英さんらが集まります。

お客様も三々五々、暖かい日差しに誘われてやって来ます。最終的には50名ほどのお客様になりました。滕神社の入魂神事が終わり、いよいよ除幕式です。数人の呼び出しの後、延長した綱に大勢の参加者が参加してくれました。私も2本のうちの1本の先頭の挽き役を努めましたが、私はほとんど力を入れていませんが、布は「するり」と予定どおり、いやそれ以上に上手く降りて来ました。平成乙女の像が登場しました。

この前後の動画静止画を、松田展和ご夫妻が克明に撮影して下さり、2時間後にはCD(静止画)とDVD(動画)が届きました。驚くほどのスピードと、素人はだしの画像の美しさです。天候に恵まれたことも大きくプラスに影響してくれていますが、二人して日曜日の団らん時間に、本当にありがとうございます。数日後には「ユーチューブ」にアップする予定です。私も気がつかなかったのですが、集合写真を撮り逃がしました。

さらにこの日のために、「平成乙女の像」を称える歌が出来ています。「いわざらこざら物語」、同窓生の松本悦子さんが多方面に掛け合ってくれて、演歌調ですがそれらしい歌が誕生しています。作詞小比賀剛一・作曲岡本正・唄岡本由美子、すでにホームページにアップしています。是非ご堪能下さい。

ここまで250人団体から、6,030,041円の募金を集めました。見積書から、まだ70万円ほど不足しております。そのため募金者のご芳名は、仮書きして記念碑の裏に掲載しています。その表には、初代昭和乙女の像建立に尽力された「久保愛子さん物語」と今回の平成乙女の像を作るに至った経緯を金属に刻んでおります。

まだ完了ではありませんが、入魂除幕をもって、一応の完成をみました。彫刻家・萬木淳一氏をはじめ、黒谷美術㈱立山工場のみなさま、㈲庵治石彫工房の太田明彦さん、冨士マーク製作所冨山貴司・冨山稔さん親子、㈱さつき金属工房中西専務、そして募金して下さいました250人の皆様、とりわけ最初から最後までつきあってくれた、同窓生の武藤忠数さんにひたすら感謝申しあげるところであります。

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昭和乙女の像
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※即再生されます。音量注意
いわざらこざらの物語(唄付き)
いわざらこざらの物語(唄なし)
作詞:小比賀剛一
作詞:岡本正
唄:岡本由美子
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