作彫中の蘇る乙女の像四国新聞が取材

2016-08-04

今年の冬から、香川県文化功労者萬木淳一氏が、自宅兼アトリエ11にこもって「蘇る乙女の像」を新しく創っています。旧作は約50年前に作られて、仏生山町と香川町にまたがる平池堤に鎮座しています。コンクリート造のため風化が激しく、構造的にも崩壊の危険が心配されているところであります。

このことは小欄でも、何度かふれた。萬木淳一先生は、昭和42年まで高松市立竜雲中学校に勤務されて、私のクラス担任でありました。同窓会などで、「何とか元気な内に」という先生の熱意に押されて、同窓生が力を合わせることになりました。そこでまず考えたことが、出口でした。

入り口の「作彫」は、萬木淳一氏の情熱が燃えたぎっている今なら出来ないことはありませんが、問題は出口の「仕舞い方」です。これまで倒壊などの事故もなく、無事に過ごしてきましたが、このところ全国各地で地震も増えていて心配です。善意が徒になる日も、来ないとは限りません。

50年100年の保守管理、解体も含めて考えると「仲良し会」には限界があり、いろいろ調査してNPO法人で受けることにして、「特定非営利活動法人仏生山魂再開発フォーラム」を創りました。仏生山町およびその周辺を良くして行こうとするNPO法人ですから、永劫存続するはずです。

「特定非営利活動法人仏生山魂再開発フォーラム」は、蘇る乙女の像の再建の中心(責任者)にはなりますが、あくまでも先駆者であり、その後ろを支援してくださる仏生山町周辺の住民が喜ぶものでなければいけません。大勢の支援がないと、像の少女が泣いてしまいます。

募金の総額もさることながら、仏生山町内の世帯数2,904に届く数の応募者達成を願っています。ちなみに仏生山町人口は、6,764人。この数字は少し無理っぽい。横の広がりが出来はじめ、3時から起床して作彫に励む萬木淳一氏においていかれないように、応援隊も猛ダッシュ。

今度の乙女の像は希望の像として、口元に微笑みをたたえた(アルカイックスマイル)女子に仕上がっています。旧作の「いわざらこざら」の憂いとは、どこか違うものがあります。芸術に対する造詣がない私ですが、彼女のかすかな微笑みは、希望とか勇気とか力強さを感じさせるものがあります。

そんなある日もう一歩で完成という絶好のタイミングで、四国新聞から取材の打診がありました。そして29日13時から、金藤彰彦記者の取材です。私も同席しました。いつどのように掲載されるのかも分かりませんが、掲載されたらまた紹介します。多くの人の協力を、是非お願いしたい。

「特定非営利活動法人仏生山魂再開発フォーラム」
http://busshozan.net/

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作詞:小比賀剛一
作詞:岡本正
唄:岡本由美子
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