蘇る乙女の像途中経過報告及び募金のお願い
彫刻家萬木淳一氏による、「蘇る乙女の像」の制作が続いているアトリエ11を訪問しました。毎日3時に起床されて、公渕公園周辺を散歩し「気」を込めて命がけの作彫と、萬木淳一氏は私に力説されます。
写真の通り、全体像はもう6割程度まで、できあがっているように私には見えます。聞くところでは、この作品を9月の二科展に出品し、その後ブロンズにするため富山だかの専門業者へ送るとのこと。
私の思っていた以上のスピードで、作彫が進んでいます。うれしい限りの慶事ですが、同時に募金が間に合わないのではないかという危惧の念を抱いています。
制作は、「NPO法人仏生山魂再開発フォーラム」が萬木淳一氏に依頼しています。その理事長が、不肖私ですから最終の仕舞いは覚悟していますが、出来れば出来るだけ大勢の支持を得て、完成できたらと念じております。
今、仏生山町と香川町にまたがる「ため池平池(へいけ)」の堤に建つ「おとめの像」ですが、すでに50年が経過し材質もセメントで、崩壊の心配もされるほど荒廃しています。
そこで新しいものを、同じ作者の萬木淳一氏に依頼しているものです。また現存の像は、「いわざらこざら」という伝説にあるように、平池堤の決壊で悩み抜いた農民が、神のお告げで通りがかった「ちきり(はたおり道具)を持つ少女」を生き埋めにした悲運の象徴とされています。
しかしこのたびの「蘇る乙女の像」は、災害を防止し、平和で豊かな国(街)造りの象徴、つまり希望の像として作彫をお願いし、作者もそのように気を込めて毎日励んでいらっしゃいます。
平成28年6月17日 松野誠寛
蘇る乙女の像募金のお願い
恩師の萬木淳一(香川県文化功労者)氏が50年前にセメントで作成した「いわざらこざら乙女の像」がすでに倒壊の恐れを心配するまでに風化が進み、このほど特定非営利活動法人仏生山魂再開発フォーラムが窓口となり、新しい希望の像として再び萬木淳一氏に作像を依頼し、東植田町のアトリエ11において現在作成中でございます。
作像には取りかかりましたが、ブロンズ完成までに600万円の費用が必要であり、広く皆様の浄財にすがるところでございます。
1口5,000円としておりますが、口数は何口でも結構です。2回に分けても、10回に分けても結構です。10口以上寄付いただけ方のご芳名は、像の下にはなりますが長く残るように銘板に記載します。
賛同いただける場合には、以下のファイルをご利用いただき、FAXかメールでお返しください。その後忘れずに、郵便局からの振り込みをお願いします。